第8話 太陽と海とホスト部桜蘭高校ホスト部第8話 太陽と海とホスト部 双子に海に誘われるハルヒ。 この前、本物の海なら行ってもいいと言ったことをきちんと覚えられていたようです。 当の本人は言ったことすら忘れているようです。 双子はハルヒ用のたくさんの水着を用意してきました。 ハニー先輩はワンピースタイプの水着が似合うと思うと言いますが、双子は分かってないと言います。 制服を着ただけで誤魔化せてしまうまな板具合なので、ワンピースタイプの水着だとお粗末きまわりない体系が丸分かりしてしまうので涙を誘ってしまうらしいです。 「「そこで、この点、僕らが厳選したセパレートタイプはフリルで胸のなさをカバーするのでありま~す」」 イメージ映像として水着を着用したハルヒが笑顔で走っています。 「何を家の娘にセクハラをしまくっているのか、貴様らは!?」 双子をバットで飛ばしてしまう環はいい加減にせいと怒っています。 海に行かないのかと尋ねられる双子に、誰が行かんと言ったと答える環。 やっぱり行きたいんじゃんと言う双子。 うさちゃんも一緒か尋ねるハニー先輩。 異論はないと言う鏡夜。 モリ先輩は頷きます。 本当に行くのか尋ねるハルヒ。 「いざ、海へ行こう!!」 沖縄 何故沖縄なのか尋ねる双子。 鏡夜のところのプライベートビーチがあると答える環。 「綺麗なところだね」 「あぁ」 双子はどうせならカリブとかフィジーとか行きたかったそうです。 すかさす、鏡夜はハルヒがパスポート持っていると思うかと双子に言います。 あっ、と気づく双子。 お心遣い悼みいりますが…と言うハルヒ。 岩の上に乗っているお客様と環。 「綺麗ね、環くんと一緒に海が見れるなんて夢見たい」 「夢じゃないさ、だけど願わくば今夜あなたの夢に僕が現れますように」 「環くん…」 ビーチバレーをやっている双子とお客様。 手加減してよと言いながら、ボールを追いかけていく馨。 僕が行くよと追いかけていく光。 「待てよ、馨」 「僕じゃないよ、ボールが逃げるのさ」 出張ホスト部営業中なようです。 鏡夜がホスト部メンバーと行く沖縄ツアーでも組んだのでしょうか? 2人の追いかけっこを見て喜んでいるお客様達。 ビニールシートの上で体育座りしているハルヒの前をヤドカリが通ります。 近くで、鏡夜が2ショットタイムが終わりだとか言いながら、列を誘導しています。 環と2人きりで過ごすためにお客様は並んでいるようです。 何故、海に来てホスト部の活動をするのか分からないハルヒのそばで、お客様と体操を始めるハニー先輩とモリ先輩。 ハルヒはお客様に泳がないのか尋ねられます。 海は見ている方が好きだと答えるハルヒ。 御一緒していいか尋ねるお客様に、ハルヒはせっかく可愛い水着を着ているので泳いできなよと言います。 うっとりするお客様。 完全に騙されたよねと言いながら転がっていったボールを拾う双子。 客までも呼んでいるとは計算外だったみたいです。 鏡夜は部員はただで招待してやったんだから、サービスしろよと言います。 お客がいればハルヒに水着が着せられません。 誰が可愛い娘の水着姿をお前らの目にさらすものかと言う環の脳内劇場が始まります。 夕暮れになったら、波打ち際をハルヒとお散歩するのだそうです。 「本当、綺麗な夕日何時までもこうして一緒に見てみたいですね」 なんてことになっちゃたりしてと顔を赤くしている環はたまりませんな状態です。 どうしてしまったのか心配なお客様達。 心配しないように言う双子。 波打ち際を歩くハルヒの名を呼ぶハニー先輩はひおしがりしようと言います。 ハニー先輩のそばにはモリ先輩はいます。 それを言うなら潮干狩りだと呆れているハルヒは大体こんなところで潮干狩りは聞いたことがないと言います。 しかし、バケツの中にはサザエなどが山盛り。 しかも、蟹まで砂浜を歩いています。 足元が蟹だらけで驚くハルヒ。 モリ先輩が岩場を登ってみると、裏には鳳家のプライベートポリスが。 何でも、前回のハニー先輩への礼をしたいのだそうだと言う鏡夜。 大量に取れたので今夜のおかずは豪華だねと言うハルヒ。 美味しそうと幸せいっぱいの笑顔のハルヒとハニー先輩。 2人が幸せそうだからいいんじゃないですかとモリ先輩に言う環。 「先輩、今夜の晩御飯は大漁ですよ!!」 笑顔で言われた環も、そうかそうか、我が娘よと幸せそうです。 大漁ですよと言う言葉がお客様や双子にまで聞こえています。 ハルヒに、蟹を見せながら環はでっかい蟹さんは好きかに?と尋ねています。 何かをメモる鏡夜。 ハルヒは笑顔で好きと答えるので、可愛いとでれでれの環が手にしている蟹から現れたムカデ。 お客様達は嫌がって逃げていくので(双子は笑いながら)、泣いている環。 ハルヒはムカデを掴み、ポイッと岩場の方に投げます。 双子は100歩譲ってお前が虫好きな女の子だとしても、せめてそっと放してやるとかないわけと言います。 あれぐらいで死なないから大丈夫だと言うハルヒ。 お客様達はハルヒは男らしくて、優しいのねと言っています。 双子はハルヒから離れて、環のそばへ。 双子は普通の女の子と反応が違うと言っています。 恐いものはないのかと言う環の言葉で、ナインか閃いた様子の双子は面白いゲームを考えたので参加するのか尋ねます。 題して、誰がハルヒの弱点を見つけ出せるかでしょうゲーム。 何て悪趣味な遊びだと言う環に、双子は弱点なんて親しい人間にしか見せないし…と言うと、ムッとした環はルールを尋ねます。 期限は明日の夕方で先に弱点を見つけた方の勝ちだそうです。 買ったものには俺から商品を出してやろうと言う鏡夜。 その商品に驚く3人。 商品とは中学生ハルヒの生写真です。 僕らも混ざると参加の意思を表明するハニー先輩とモリ先輩。 鏡夜が生写真を動かすたびにその写真を追い掛け回す環。 何故その写真を持っているのか尋ねるハニー先輩。 とある筋からだと答える鏡夜は生写真を胸ポケットにしまうので涙流す環。 かくしてゲームスタートしました。 ここは滅多に地元の人でも通らないと言う心霊スポットを訪れた双子とお客様達とハルヒ。 引き潮の時にしか姿を現さない洞窟で、これまでも多くの人が溺れ死んでいるらしくその人の怨念たちが闇に通行人たちを引き込むらしいと説明する双子。 恐がるお客様達。 突然聞こえ始める不気味な笑い声。 悲鳴を上げるお客様達。 ハルヒの肩には骸骨の手が。 「何これ?肝だめしかなんか?」 しかも骸骨の手を置いたのも、不気味な笑いの黒い影も双子の仕業のようです。 お化けとか恐くないのかハルヒに尋ねる双子に、見たことないからと答えるハルヒ。 心霊恐怖作戦失敗です。 ハルヒを呼ぶハニー先輩。 こんなもの(トラック)を浜辺に積んでしまっていいのか尋ねるハルヒ。 それではプライベートポリスの皆さん、お願いしますと言うハニー先輩。 二台に乗っていた2人は閉じ込められてしまいます。 ハルヒではなく、ハニー先輩が恐がってしまいます。 閉所暗所恐怖作戦失敗です。 銛を持つモリ先輩は先端をハルヒに向けています。 ダジャレ…? 先端恐怖作戦失敗です。 このゲームは無理だと言う双子。 つまんね~と言っています。 あんだけ恐いものがないなんて、ヒロイン失格ではないかと言う双子。 いきなり声がするので振り向く双子。 環が何かを探しているようです。 たくさん青大将(蛇)を探し出した環は、気持ち悪いだろうと双子に尋ねます。 そんなの誰でもキモイから弱点じゃないと言う双子。 沖縄に青大将なんていたっけと尋ねる馨。 まだサザエを拾っているハルヒに、風が気持ちいいよとお客様は岩場の上から言います。 振り返るハルヒは危ないですよと言います。 気持ちいいと言うお客様に、一緒に遊ぼうと近づいて来る軟派な男達。 嫌がるお客様を助けようとバケツの中身を投げるハルヒ。 「離れてくれませんか?嫌がっているでしょう?迷惑だと言っているんです」 ウニの棘が背中に刺さった男は怒り心頭です。 それはハブだと逃げる双子とバケツを持ったまま追いかける環。 助けを求めてきたお客様。 何だよ、この細い腕はとぎりぎりのところにまで追い詰められるハルヒ。 女みてえな格好のクセに格好つけるなと言うもう1人の男。 ハルヒは、ガキはおとなしく海水浴でもしていろと海に落とされてしまいます。 助けに来た環はそのまま、助けるために海へダイブ。 沈んでいくハルヒを無事、助けます。 ハルヒをお姫様抱っこしている環。 ホスト部メンバーも心配して砂浜に集まっています。 男達のことを尋ねる環。 身分証を預かって丁重に帰ってもらったと答える鏡夜は女の子達はホテルに帰ってもらい、医者も呼んでいるのですぐに来てくれるらしいです。 大丈夫だと言うハルヒ。 「お前はアレか?ハニー先輩みたく武道の達人だったりするのか?女の自分1人で男を何とかできるってどうして思うわけ?」 男とか女とか関係ないと言うハルヒはあんなところに出くわして、そんなこと考えていられないと言います。 「ちょっとは考えろ、馬鹿!!お前は女なんだぞ!!」 「迷惑かけたのは謝りますけど、それ以外で怒られる意味が分かりません。間違ったことはしていない!!」 「そうかよ…。それなら勝手にしろ」 ハルヒから去っていく環。 「間違いを認めるまで、お前とは口をきかん!!」 鳳家別荘 茹で上がった蟹を並べるハニー先輩とモリ先輩。 メイドがいないのですいませんと謝る鏡夜に、押しかけてきたのは僕達だと言い、モリ先輩にハルヒを呼んでくるように言うハニー先輩。 外は暗くなってきて、雨が降りそうです。 暗いといえば外の闇よりもっと暗い人がいるよと言う双子。 ハルヒと喧嘩したために、落ち込んでいる環。 そんなに落ち込むなら、喧嘩なんか売らなきゃいいのにと言う双子。 そこに入ってくるハルヒとモリ先輩。 ハルヒはピンクのふりふりのドレスです。 何でも、勝手に父が荷物を詰め替えてしまったそうで、こういうのばっか着せたがると少しウザがっているようです。 「「Good Job、ハルヒ父」」と言う双子と柱の影から覗く環。 食事で隣同士に座るハルヒと環ですが、無言です。 なので、他メンバーも空気が悪い、張り詰めていると感じているようです。 今日獲った蟹さん、きっと美味しいよとハルヒに言うハニー先輩。 蟹の足を折り、蟹を食べるハルヒに怯える環。 「この蟹は美味いカニ。なんちゃって」と殻をたくさん捨てていくハルヒ。 いくらなんでも食べすぎじゃないかと言う環に、口きかないんじゃなかったんですかと言うハルヒ。 可愛くないと言う環を睨むハルヒ。 「よーく、分かった。反省する気はないらしいなもういい、俺は寝る。鏡夜、部屋まで案内してくれ」 口を拭き、俺もお先に失礼するよと立ち上がる鏡夜。 やっぱり空手とか習った方がいいのかなと言うハルヒ。 何だ、気にしてんじゃんと言う双子。 そっちに思考が行くのかと呆れた双子はそういうことじゃないだろうと言います。 「正直、今日みたいな無茶は僕も反省してほしいけどね」 「何で?光達には迷惑かけてないじゃん」 皆にご免しようと言うハニー先輩。 「いい?タマちゃんにもいっぱい心配かけてご免ねって言うんだよ」 心配していたのか尋ねるハルヒ。 心配していたことに気づいたハルヒは謝ります。 すると、双子とハニー先輩はギュっと抱きついています。 双子は可愛いから許すらしいです。 食べすぎで気持ち悪くなったハルヒは洗面所へ。 勿体無いと感じているハルヒ。 慌てて手近な部屋に飛び込んでしまったために、どこの部屋だか分からないハルヒ。 洗面所から出ると、美青年が髪を拭いていました。 見ず知らずの方の部屋に勝手に入ってすいませんと謝っているハルヒ。 美青年は失礼なと言います。 すると、眼鏡を外した鏡夜だと気づくハルヒは心配をかけたみたいでと謝ります。 別に心配はしていないと水を飲む鏡夜。 ただ双子が不良連中を半殺しにするのを止めるのが大変だったと言います。 あとはせっかくこの旅行を楽しみに来てくれた女の子達にお詫びの花を贈った手間がかかったくらいだとも言います。 その花代は自分が払うと言うハルヒに1人5万円で計60万になるぞと言う鏡夜は部屋の電気を消します。 何で電気を消すのか尋ねるハルヒ。 「何ならその花代、身体で払ってもいいぞ」 ハルヒをベッドに押し倒す鏡夜。 「男も女も関係ないと言う自分の甘さを見直すことだな。あまりに無防備なのはお前のミスだ」 ハルヒは鏡夜にしませんよと言います。 自分に手を出しても何のメリットのないでしょと。 それを聞いて少し笑う鏡夜。 「全く面白いね、お前は」 「でもよく分かりました。鏡夜先輩が意外に優しいってことが」 眼鏡をかける鏡夜。 「だって今の環先輩へのフォローなんでしょ?わざと悪役に回って教えてくれたんですよね?」 ノックして、ローションあるかと鏡夜の部屋に入ってくる環。 上半身裸の鏡夜と、ベッドに座るハルヒを見て怒る環に、ローションを押し付ける鏡夜は上着を手に部屋から出て行き、メリットね…とそれなりに面白い感想だと言いながら歩いていきます。 部屋の中に残された2人。 鏡夜と何をしていたのか尋ねる環。 別に何もと答えるハルヒ。 「別に何もってそんなことあるか!!じゃあ何で部屋の明かりを消して、2人っきりで!!大体お前は…ぐっ…もういい。今日は色々あってお前も疲れてるだろうからさっさと寝ろ」 そう言って部屋を出て行こうとする環の服の袖を掴むハルヒ。 すぐに手を放すハルヒ。 また雷が鳴って怯えるハルヒはちょっと用事を思い出したのでと部屋の中の箪笥に入ろうとします。 そんなところのようのある子はいませんと言う環。 また雷が鳴ります。 「ハルヒ、お前雷駄目なのか?」と言いながら、出て来いと箪笥を開けようとする環。 箪笥の中で怯えながらハルヒはいつもこんな感じで乗り切っているから大丈夫だと言います。 いつもたった1人でいるから、近くに俺達がいるのに助けを呼びもしなかったことに気づく環。 「いいよ、俺の負けだ。お前は人に頼らずに育っちゃったんだな。だから、ほら…こっちに来いよ」 手を差し出す環。 また雷が鳴ったので、環に抱きつくハルヒ。 「これからは俺がいるよ。お前が1人にならないように。せいぜい目をはなさないようにするよ」 本当に2人っきりにして大丈夫だったのかかと言う双子。 相手は環なので、どんな間違いが起こるというんだと言う鏡夜。 他メンバー達が部屋に入ると、目隠しされたハルヒがいました。 目隠ししたから大丈夫で、音は耳栓をすれば大丈夫だと言う環に本当だと喜んでいるハルヒ。 それを最低だと言う双子。 何プレイか尋ねます。 違うと言う環です。 帰り。 荷物を車に積んでいます。 双子はハルヒに気をつけるように言います。 環にSMの趣味があるようだからと。 違うと怒る環ですが、あれがSMだと言うのかと、ハルヒは知らずに変なことさせられちゃったなと車の窓を閉めます。 置き去りにされる環は走って車を追いかけていきます。 第8話完 |